後悔しない施設選び4つのポイント
日本には多くの種類の高齢者施設があります。
その中のどのタイプにするのか、まずこれら4つのポイントを考えてから絞り込まないと、入ってから後悔することになります。
「よい施設に入りたい」
「親に入ってもらいたい」
そんなとき、どうすれば後悔することなく、よい施設をえらぶことができますか?
ポイントは4つ
1. 予算
2. 健康
3. 家族
4. 本人の希望
建物や設備の豪華さについては、次の段階で考えましょう。
4つのポイントを解説
1. 予算
施設での暮らしは、自宅で住み続けるよりも明らかに費用はかかります。
当然ですが施設により差があり、年間換算で100万円程度〜数千万円まで大きな違いがあります。
入居するときにかかる初期費用と毎月かかる費用で、どの程度支払えるかをご自身とご家族で考えましょう。
2. 健康
・認知症になっているか否か、その疑いがあるかどうか
・糖尿病や脳梗塞、心臓血管やその他内臓などに病気をもっているかどうか
・人口排泄装置を付けているか否か
・車いすが必要か否か
このように人の介助や医療に大きく依存しなければならない場合は、そのことを中心に選択する必要があります。
3. 家族とのつながり
施設に預けても、「家族は頻繁に会いに行きたい」「できる限り家族が介護に協力したい、そうしてもらいたい」という場合は、
家族の住居と近い、または少し時間がかかってもアクセスしやすい場所を選びましょう。
4. 本人の希望
自由に外出したり旅行に行ったりと、まだまだ自由な生活を楽しみたい。
年と共に体が弱って来たので必要な時にはきちんと介護サービスを受けたい。
家族にも頻繁に会いたい。
などなど、自分自身が今後どうしたいか?元気な時と体が弱ってきた時とを考えて、遠慮なく話しましょう。
これら4つのポイントを合わせて、タイプを絞り込んでいきます。
4タイプの絞り込み方
まず、ご家族とともにポイントの2,3,4について話し合いましょう。
その上で、以下の3つのタイプの1つに絞り込みます。
a. 自由度の高い生活ができる施設
b. 介護サービスが充実した施設
c. 医療依存度が高い方でも入れる24時間介護が受けられる施設
d. a+b またはb+c のような幅広く対応できる施設
あとは経済面を計算すれば、a.b.c.dそれぞれの中で予算にあった施設をきちんと探すことが可能となります。
2022.01.11