思っているより難しい介護と仕事の両立

 

入社以来、会社の成長を支えてきた中高年の正社員、彼らの多くはこれまで、時間のほとんどを会社のために使い、男性であればおそらく家族のために時間を使うことは少なかったでしょう。

 

もし彼らが介護問題に直面したとき、はたして仕事との両立を自らきちんと考えることができるでしょうか?

 

長年正社員として、会社における多くの課題に取り組み、マネジメント能力は長けていると思われますが、家庭の問題と仕事をうまくマネジメントして両立させることができるのか?

 

 

おそらく無理でしょう。

 

なぜなら、これまで家族のために長期休暇をとるなど、働き方を変えた経験がないから。

 

その結果は容易に想像ができます。

 

離職になるリスク

 

無理な働き方が続かず、誰にも相談することなく離職を決断することになるでしょう。

 

中高年と言えば団塊ジュニア、対策を急がなければ、介護離職問題が急速に顕在化する恐れがあります。

 

早く、介護に関する実態把握調査を行い、対象となる従業員との面談をすすめ、働き方を見直す準備を進めることが重要です。

厚労省のホームページに実態把握調査票がありますので、これを使って至急調査を進め、
会社の人事戦略であり成長戦力として、積極的な対策を打ち出しましょう。

 

実態把握調査票はこちら▶︎https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000150065.docx

2022.03.29

カテゴリー:介護と仕事の両立